
「インターンが『意識高い系』とかふざけてるの?」インターンのプロの下でインターンを経験した人達に聞いてみた。【株式会社futurelabo インターン生インタビュー】

この記事は連続インタビュー記事の2本目です。
1本目と併せてお読みいただくことをオススメします!
「ぶっちゃけ、インターンって意味あるの?」インターンのプロに聞いてみた。
【株式会社futurelabo 金山晴紀さん】
:みなさんお久しぶりです!キチョハナカンシャ1期生のなつみです!
「インターン」ってみなさん参加したことありますか?
今まさにインターンに応募したり選考を受けたり参加したりしている最中の18卒の方々も多いと思いますし、私自身も就活の中でインターンに参加したことがあります。
でも正直私は「周りのみんなもやってるし」「インターンしないと評価下がるらしいし…」などあまり明確な目的意識が持てない中でなんとなく受けてしまっていたので、今更ながら反省している今日この頃です。
そこで!改めて次の就活生への発信者として「インターン」の実態や意味を伝えるべく、インターンのプロをお招きして、色々インタビューしてみることにしました!
また今回はキチョハナカンシャnavi初登場の2期生、みずきとななの二人も連れて初めてキチョハナカンシャOGとして活動します!緊張しましたが、頑張ってインタビューしてきましたので、ご覧ください!
目次
今回お話を伺った方
金山晴紀さん(中央):大学生時代、1年生時よりスタートアップから大企業まで数多くの企業でインターンを経験。その後自身が感じたインターン市場の課題を解決するべく「インターンシップガイド」を開発、株式会社futurelaboを創業。毎年多くの企業・学生からインターンシップ、就職活動の相談に応えている。
五味さん(左):一橋大学経済学部4年生。内定先は金融業界。
萩原さん(右):慶應義塾大学文学部3年。取材当時、インターンを開始したばかり。
■インターンは就活にどう活きるのか
:五味さんは今でもインターンをやってらっしゃるんですよね?インターンでやっていたことを教えてください。
:大きく分けると2つあります。1つ目はインターンシップガイドが運営しているイベント、例えば人事と学生のマッチングイベントみたいなものの運営ですね。もう1つは僕がインターンシップを広めたいと思って立ち上げた事業みたいな感じで、実際に学生さんにお会いして相談に乗ったりして最終的にはインターンシップを紹介して送り込んであげるといったビジネスモデルを作り上げました。
なつみ:何でインターンを広めたいと思ったのですか?
五味さん:自分自身がインターンをやってよかったと思ったのが一番大きいですね。インターンをしていると実際にスキルが上がったり、社会人慣れしてくるみたいなところがあったので是非みんなもやってほしいなと。特に社会人の方と話すことに慣れるということが就活で役立ちました。また事業自体はゼロから自分で立ち上げたので困難を自分で乗り越える力がかなり鍛えられたと思います。
なつみ:金山さんはその事業を立ち上げることはすぐOKしたんですか?
:五味くんがすごいキラキラした眼差しで提案してくれたので(笑)。まあそれは半分冗談ですけど、うちのインターンではやりたいことをやるといった文化がありますし、あとは五味くんのが提案してきた事業を元々やりたいなと思っていたということもあったので。
なつみ:インターンでの経験は、就活にどう活きましたか?
五味さん:長期でいうと面接の話のネタになるというところが1つあって、インターンでの経験で受からせてもらった面もありますね。あとは学生、企業、社会人の方とたくさん接する機会があったので面接慣れすることができました。あとは自分の自信につながることですね。「自分はビジネスの現場で実績を持っているぞ」と。就活では「根拠のない自信」でもいいからとにかく自信を持てみたいな話をよく聞きますけど、インターンのおかげで「根拠のある自信」を得ることができました。
短期は選考が有利になるといった点で良かったです。僕は金融系に就職するんですけど、短期インターンを通じて自分の会社選びの軸みたいなものが見えてきて。3日くらい一緒にいると社員さんの素が見えてきますしね。
:確かに社員さんの素は見えてきますよね。「初めて会った時と全然性格違うじゃん!」みたいな(笑)。
:ちなみに、長期インターンをしている学生ってどれくらいいるんですか。
金山さん:長期は一割もいないと思います。短期はやってるけど長期はやってないみたいな子がほとんどなんじゃないでしょうか。
私個人としては、短期だけだと「実務」というか「ビジネスの現場の感覚」的なものがなかなか見えづらいので、できるだけ長期インターンを体験して欲しいと思ってます。
■長期インターンという環境
なつみ:萩原さんはこのインターンとどこで出会ったのですか?
:3年生の頃に長期インターンをやりたいと考えていて、インターンシップガイドを利用する中でインターンシップガイドを運営しているフューチャーラボに興味をもって応募しました。わたしも周りに長期インターンをやっている人がいなくて、1.2年生からでも長期インターンができることを広めたくて興味を持ちました。
なつみ:今は具体的に何をされているんですか?
萩原さん:今は月1で開催しているベンチャー企業と学生が交流できるイベントの運営や、その企業さんを獲得するために企業さんに営業の電話をかけたり、あとはサマーインターンシップの掲載をしたり、最近はイベント情報が調べづらいと思ったのでスケジュール別にイベントを掲載することを提案して作成したりもしました。
なつみ:インターンの業務内容は社員の方が教えてくれるんですか?
萩原さん:はい、例えばテレアポだと原稿のスクリプトがあったり、間違えた時には優しくしっかり指摘してもらえます。
金山さん:厳しく指導しています(笑)。
みずき:一か月インターンシップをやってみてどうですか。
萩原さん:わたしは主に営業に関わらせていただいているんですけど、今まで営業に対して漠然としたイメージしか持っていなかったので、実際の仕事を通して営業という仕事の具体的な内容が見えてきて、それは本当に良かったと思っていますし、日々ワクワクしています。
なつみ:今後やりたいことはありますか?
萩原さん:新たな事業というかアクションを起こしたいです。具体的にはまだ定まっていないんですけど、例えば新しいイベントの企画とかをしてみたいと思っています。またそういう漠然とした思いでも、社員の方々のサポートをいただいて、一緒に形にしてくださる環境なので本当にありがたいですし、働くことが楽しいです。
金山さん:なんかうちの長期インターンがすごくいいみたいな言い方をしてくれてますけど、
大体の長期インターンは学生に対して似たような環境を提供してくれるものですよ。
■「インターン、意識高い」問題
みずき:インターンやってたり就活を早めに頑張ってたりすると意識高いみたいに馬鹿にされる風潮があると感じてるんですけど皆さんはどう思われますか。
五味さん:自分の将来を真剣に考えたら、最も合理的な選択肢の1つだと思っています。受験勉強はみんな当たり前のように頑張るのに、就活を少しでも早く頑張ったりインターン行ったりすると周りから意識高いって言われたりする。むしろある意味では受験勉強より大切だと思うんですけどね。
金山さん:就活に限らず日本はマイノリティを叩く傾向があるので、日本全体が「(長期)インターンシップが当たり前」である社会に変わればいいな思います。学生団体も昔は意識高いといわれていたけど今では浸透してきていますし。短期インターンは就活で当たり前になってきていますしね。大学によってはインターンシップで単位がもらえる場合なんかもありますが、学生が知らなかったり告知されていないのが現実です。
■就活生に向けてのメッセージ
なつみ:五味さん、金山さん、これからインターンや就活を始める学生に向けて一言お願いします。
五味さん:実際にインターンを経験してみると様々なことが起こりますし、すごい量の刺激を受けます。「オススメしたい」というよりかは「やらないと勿体ない」と思うので、是非やってみてください。そうして広まっていけばインターンが当たり前の社会になれると思うので今の三年生にその一歩を踏み出してもらいたいです。
金山さん:インターンはやろうと思っても踏み出すのに時間がかかったりしてしまいがちですがとりあえず応募してみるところから始めてみるといいと思います。3年生向けとうたっていても、さっき話したように1・2年生でも参加できるものがあるので、ぜひ門をたたくことから始めてほしいと思います。
またインターン探しの中で見かける紹介サイトの多くは、企業の目線で作られているところが多いのですが、私は学生目線のサイトを作りたいと思っていてインターンシップガイド(https://internshipguide.jp/)を立ち上げました。
だからこそ、紹介する企業さんの質の高さは担保しています。インターンシップをもっと広めて、就活そのもののあり方を変えていけるようなサービスを作っていきたいと思っています。
キチョハナカンシャ一同:金山さん、五味さん、萩原さん、本日は貴重なお話ありがとうございました。
「インターンシップガイド」(https://internshipguide.jp/)とは?
“インターンのプロ”金山さんが運営するインターンシップ総合サイト、「インターンシップガイド」。
日本最大級の全国47都道府県5000社以上の掲載数を誇り、各募集の特徴や具体的な業務内容、身につくスキルなどがわかりやすく掲載されています。就活生はもちろん大学一年生から使える、キチョハナカンシャイチ押しのインターンシップ総合サイトです。
インターンをお探しのみなさん、ぜひ「インターンシップガイド」を使ってみては?