fbpx

はあちゅうさんに聞く!「自信」を感じさせる女性になるための鍵とは

はあちゅうさんに聞く!「自信」を感じさせる女性になるための鍵とは


“夢がなくたって大丈夫。あなたにはこれまでの人生でつくり上げてきた「自分」という武器があります。”

はあちゅうさんは新刊『自分を仕事にする生き方』の中で、そう教えてくれました。
慶應義塾大学から電通、そしてPR会社への転職を経て、現在では作家・ブロガーをしているはあちゅうさん。自分が感じたことを著作やオンラインで発表し、まさに「自分」を軸にした働き方をしています。

でもそれは特別なことではなく、現代を生きる人々ならみんな「自分」を仕事にできると言います。
「インフルエンサーになれ」とか「YouTuberになれ」ということではなく、自分のすべて、強みも弱みも仕事にフル活用することが「自分にとって生きやすい世界をつくること」への近道なのだと。

そんな風に自分にとっての正解を見つけているはあちゅうさんは、とても自信に満ちているように見えます。そんな彼女に憧れる就活生も多いはず。
就活は、自信を失うきっかけの連続です。友だちの内定ツイートを見て劣等感を抱いたり、憧れの企業から不採用通知が届いて落ち込んだり、「自分」がグラつきやすい時期だと思います。

もう正解が分からない、自分に自信がない、と悩める就活女子に向けて、どうやってはあちゅうさんは自信を身につけたのか、はあちゅうさんの「自信の秘密」を伺いました。

◆「現実と憧れのギャップに絶望…」鬱屈していた高校時代

——SNS上で見るはあちゅうさんは、凛として芯が強く見えます。学生時代から今のように自信を持っていたのでしょうか?

実はそうでもないんです。私は公立の中学校から慶応付属の高校に入学したのですが、入学後に出会う子たちのレベルが高すぎて、ものすごく自信をなくしました。

例えば、中学での私は曲がりなりにも「帰国子女」ということで英語が得意でしたが、高校での周りの子はネイティブレベルで喋れるので、私の特技だった英語が通用しないんです。
さらに中学では一応帰国子女して「いいとこの子」みたいに思われていたのが、高校では周りのレベルが高く、親が有名芸能人だったり、本人が世界のテニスランキング上位だったりするんです。人間として完成している子がたくさんいました。リアル『花より男子』みたいな環境で、日々コンプレックスが増えるだけの鬱屈した3年間でしたね。

——そこから今に至る転機はなんですか?

「活発の女の子になりたいけどなれなかった」という憧れと現実のギャップに毎日絶望していたんですが、高校三年生になったときに「学生生活って今と大学しかないんだ、ここで変わらなきゃ私は一生変わらない」と危機感が湧いてきました。

それでまずは外見から変えるために、明るい女の子のコスプレをするようになったんです。活発な子みたいに授業をたくさん取ったり、チアリーディング部に入ってみたり。

——ブログを始めたのも大学生のときですよね。

そうです。活発な子にコスプレする過程も、全部ブログに書いていましたね。私はだれかの真似をして化粧品や服を買っているだけなんですけど、「美容ブロガーさんに勧められて買いました」って書いたら、読者からは私がすでに「なりたい理想の子」として見られていて、こういう風にして自分を変えていけばいいんだって、何かつかめた気がして。

そうしてブログを褒めてくれる人も増えて、読者から「慶応大学に行きたいです、憧れです」などというコメントがつくようになって。そのときに「自分が決める自分の価値より、人が決める自分の価値のほうが高い時がある」ってすごく思ったんです。私自身が変わらなくても、どこに自分を置くかで最低の自分にもなるし最高の自分にもなる。

——コミュニティによって自分への評価が変わることに気づいたんですね。

『無所属女子の外交術』という本にも書いたんですが、所属するコミュニティがひとつだと、そこでの偏差値が基軸になってしまうんです。でもコミュニティをたくさん持っておくと、「ここでは偏差値が低いけど、ここでは高い」というように総合点で考えられるようになります。多コミュニティに所属した方が自信につながりやすいですね。

◆本当の「強み」は自分では分からない

——就活では自己分析も大事ですが、はあちゅうさんのように「自分の強み」を知るにはどうしたらいいでしょうか?

強みが分からないときは、自分を誰かの目に晒すことをおすすめしたいです。
ネットでの発信もひとつの方法ですし、SNSにこだわらなくても、たくさんの人に会って自分を認めてくれる人を探すことが大事だと思います。

それに強みって、自分にとっては普通にできることだから、ひとりで考えても見つからないんです。料理がうまい人は、「あなたが作るカレーはめちゃめちゃ美味しい」とか「レシピを見ないで作れるなんてすごいよ」って周りに言われて初めて、自分の強みに気づいたりしますよね。
実際に周りから褒められたことがきっかけで、家事を手助けする家政婦を始めたり、自作のアクセサリーをメルカリで販売している友達がいます。

そういう自分が普段やっている何気ないことに、強みが隠れていると思うんです。ただ、あまりにも自分と接着しすぎていて自身ではわからないから、誰かに指摘してもらう必要があるんです。


こちらの記事もオススメ


◆逃げることは恥じゃなく、より良い未来のための選択

——それでは、はあちゅうさんが社会人になってから自信を失ったことはありますか?

何度もあります。慶応に入ったときもコンプレックスだらけでしたが、電通に入ったときも周りがすごい人ばっかりで、自分が突出できる自信がなかったですね。念願叶ってコピーライターになれたときも、コピー研修で毎回褒められる人がいて「その人に比べたら、私って普通だな」って自信を失いました。

でも、自信がなくなったり悩みを持ったりすることは「変化のタネ」だと思うんですね。私の場合、自信をなくす瞬間があったから、今好きな職業につながっています。
「自信がなくなる」ということは、まだまだ自分が発揮できてないということなので、つまり「伸びしろ」があるんです。自分の理想が高いから悩むのであって、悩んでいる人は必ず成長するんだと無理矢理にでも思うようにしていました。


——上司と合わないとか、自分の要因ではないことで夢が折れることもあると思います。そういうときのアドバイスは何かありますか?

自分で変えられることと変えられないことがあるので、変えられないことで悩んでいるときは「逃げる」という選択肢もアリだと思います。
大事なのは、自分における「最大の頑張り」を知っていること。最大限の頑張りでも無理なら、それは限界だから逃げちゃっていい。「逃げちゃった」という罪悪感を持たないためには、普段から全力を尽くしておくことが大事だと思います。

——はあちゅうさんも全力を尽くしたからこそ、その後の転職に踏み切れたのでしょうか。

そうですね、全力を尽くしても100%理想通りの仕事はできないなと感じていたので、別の人生として新しい道に進んでみようかなって思ったのが転職のきっかけでした。その転職から今はフリーランスになれているので、全部いい方向に向かっているんだって希望を持ちながらコツコツ進めるしかないのかなって。

上司はなかなか変わらないし部署も変わらないし、世の中には自分の力ではどうにもならないことが多い。でもその中でできることを見つけるっていうのが生きることなのかなって思います。道はひとつじゃないし、会社以外にも世界はあるんだっていうことを自分で気付けることが大事ですね。

日本にいるとどうしても転職に慎重になるし、フリーランスもなんだかハードルが高くて、特別な能力がなきゃできないって思われがちなんですが、実はそういうのってすごく狭い世界の中の価値観でしかなくて、意外に外に出たら自分の個性や特技を発揮できる場はたくさんあるって知っておくといいと思います。


——そうしたハードルの高さから、心身ともに追い詰められていても転職に踏み切れない人は多いと思います。

逃げるのは恥ではなく、より良い未来のための選択です。だから「逃げた」なんて思う必要は全くないし、意外と周りはそう思っていないのに「逃げてる逃げてる」って自分で思い込んでいる人が多いと思うんです。私も人からどう見られるのかが気になっちゃう方なんですが、意外と人はすぐに忘れてくれます。

働き方を一度考え直すために会社を辞めることもアリだし、そうやって気軽に退職できないのが日本の問題だと思うんですけど、みんなが行動すれば社会も動くはずです。我慢して働くぐらいだったら、いっそ働くのを辞めたり転職したりしてもいいんじゃないかって思いますね。

◆自信を保ちたいなら「自分より、相手を信じる」

——最後に、今のはあちゅうさんが自信を保つために心がけていることは?

「自分に自信がある」というよりは、自分のことを信じてくれている人や、自分に対して持ってくれている期待を信じていますね。例えば自分にできなそうなお仕事がきたときも、絶対できないと断るよりは「この人ができると思ってるんだったら、できるのかな」と相手を信じてみて、自分以上の自分に挑戦してみます。

以前、『スッキリ!!』という情報番組のコメンテーターを1年間やらせていただいたときも「本当にコメンテーターなんてやれるのかな」と不安でしたが、他にもたくさん候補者がいる中でプロデューサーさんが「はあちゅうならやれる」と思っているんだったら、なかなかもらえないチャンスでもあるし、やってみようかなって。自分を信じられない時は、相手を信じてみます。与えられたものを感謝して受け取ります。

自分を信じる方法と、つまずいたときの考え方まで、実体験を交えて教えてくれたはあちゅうさん。こうして身についている自信は一朝一夕のものではなく、オンラインやオフラインで人と交わりながら積み上げてきたものだと分かりました。

上述の『自分を仕事にする生き方』には、こんな一節もあります。

“いつだって、ここを離れることは出来るんだ、今持っているものはいつでも捨てられる、自分は自由なんだ、という意識を持つ”

コミュニティを増やしたり、いろんな人に会ったり、「自分は自由だ」と思うことが、自信を持つ鍵なのかもしれません。
就活や社会人デビューを経験するなかで全力を尽くしても夢が叶わないとき、「道はひとつじゃないし、会社以外にも世界はある」というはあちゅうさんの言葉が支えになるのではないでしょうか。

はあちゅう
ブロガー・作家。慶應義塾大学法学部卒。電通コピーライター、トレンダーズを経てフリーに。
「ネット時代の新たな作家」をスローガンに、ネットと 紙を中心に媒体を横断した発信を続ける。著作に「半径5メートルの野望」(講談社)など。
月額課金制個人マガジン「月刊はあちゅう」が好評。趣味は読書と旅先での可愛いもの採集。

インスタグラム:https://www.instagram.com/ha_chu/
ツイッター:https://twitter.com/ha_chu?lang=ja

はあちゅうさんの新刊『自分を仕事にする生き方』には、はあちゅうさんが実践する、自分を武器にして楽しく生きていくための極意がたっぷり。

就活中、社会人になる前、そして社会に出てからも、迷ったり不安になることがあったらこの本を読んで一歩を踏み出す勇気をもらいましょう!


関連記事