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内定辞退の呼び出しは拒否できる?対処法と断り方の例文・マナー

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内定辞退の呼び出しは拒否できる?対処法と断り方の例文・マナー

内定が決まった就活生の皆様、おめでとうございます。
中には内定を2つ以上頂いている人もいるのではないでしょうか?
そんな時は、一方の企業には内定辞退の連絡を入れなければいけませんが、もし企業から「呼び出し」を受けた時はどうしたらいいのでしょうか。

辞退を認めてもらえない?怒られる?

呼び出しの理由が分からないと、なんだかちょっと怖いですよね。
今回は、内定を辞退した際に企業から「呼び出し」を受けた時の対処法や断り方を紹介します。

内定辞退時の「呼び出し」は拒否してもいい?

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呼び出しを拒否しても罰則はない

内定辞退の連絡を入れた後、企業側から会社に来るようにお願いされる(呼び出し)ことがまれにあります。
相手はこれまで就活でお世話になってきた企業であり、しかも自分に内定を出してくれた相手です。
内定を辞退しているとはいえ、無下に断るのも難しく、どう対応すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、内定辞退を伝えた後の呼び出しを断っても、罰則などは一切ありません。
会社に雇われている従業員は雇用契約を結んでおり、この雇用契約は労働者側から解消することができます。
同様に「内定」によって成立した労働契約も、内定を受けた側から解消することができますので、内定辞退すること自体に何の問題もなく、契約違反や賠償責任が発生するものではありません。

呼び出しを拒否した場合に起こりうるリスクって?

呼び出しを拒否しても法的な罰則や契約違反がないとはいえ、呼び出しを拒否した場合に考えられるデメリットはいくつかあります。

●大学やゼミの後輩が今後採用されない
せっかく内定を出した学生が就職してくれなかったら、あそこの大学(ゼミ)からはもう採用するのはやめよう、と企業は考えるかもしれません。
そうすると、今後その企業に就職したいと考える、大学やゼミの後輩に悪影響がでるかもしれません。

なるべく円満に内定辞退を行うことで、今後も大学やゼミと企業の間で良好な関係が続くように努力しましょう。
そのためにも呼び出しがあった際には、直接訪問して謝意を伝えたほうがよいでしょう。

●社会人になってから取引がある可能性も
「内定辞退をしたらその企業とは縁がなくなるから、呼び出しを拒否しても問題ないだろう」と考えてはいけません。
社会人となった後、その企業と取引をすることになったり、顧客になる可能性があります。
相手に悪い印象を与えたまま、取引相手として再会した場合にどのような悪影響が生じるかわかりません。

●本人の信用低下
企業から会社に訪問するようにお願いされたのに、それを断るのは不誠実な印象を与えます。
内定辞退そのものは悪いことではなく、あなたが慎重に考えてだした結論ですので、否定されたり非難されたりされるものではありません。

ですが、せっかく労力をかけて内定を出してくれた企業に対して迷惑をかけたことは事実であり、謝罪を伝えることは大切なことです。
企業がそれを望むのであれば、きちんと訪問して事情を説明して納得してもらいましょう。
企業からの評価が下がることでどのような影響があるかはわかりませんが、普段から相手に対して誠実な対応を心がけておくことが、あなた自身の信用や評価をあげることにつながります。

企業が内定辞退者を呼び出す目的は?

引き留めたい

呼び出しのメインの目的はやはり「説得」することでしょう。
何とか内定辞退をキャンセルして、引き止めたいがために呼び出しを行うケースがほとんどです。

企業から呼び出しの連絡があった時、その目的・要件を聞くことは問題ありません。
要件を聞いて引き止めであった場合、あなたの辞退する意思が強いのであれば、改めて「辞退する意思が固い」ということを伝えましょう。
先方がそれでもということであれば、今後のことを考え、一度会って納得してもらうように努めるのが懸命です。

履歴書などを返却したい

メインの目的は「説得」「引き留め」でありながらも、「履歴書を返却したい」などと理由で呼び出しが行われるケースがあります。
履歴書であれば、必ず必要なものでもありませんので、先方で処分してもらうことを依頼しても大丈夫です。

叱責される可能性も・・・

中には、「謝罪を求める」「叱責をする」ために呼び出しを行う企業・担当者もいるかもしれません。
このような場合は、基本的に相手は感情的になっていますので、誠心誠意謝罪をして納得してもらうしかありません。
感情的にならず、確固たる意思は譲らないまま、自分が何故辞退を選んだかを熱意を持って説明してみましょう。

呼び出しされた時の断り方ポイント

メールにはメール以上、電話には電話で

より誠意が伝わるのは、 メール<電話<対面 です。もし呼び出しの案内がメールできたのであれば、メールか電話。電話できたのであれば電話で返答をするのがマナーです。
電話口で断れず、約束をしたあとに断りのメールを入れる、なんてことがないようにしましょう。

納得してもらえる理由を伝える

理由を聞かれたら、内定を辞退することを納得してもらえるように伝えましょう。
嘘をつく必要はありませんが、ストレートすぎる理由(給与が低い、社風が合わないと感じた等)も心象を悪くする恐れがあるため避けるのが無難です。

・自分の適性を考えた結果
・以前より志望していた企業に内定をもらえた

 
など、少し濁す程度が良いでしょう。

●電話で断る場合

担当者:「一度、ご来社いただいてお話しませんか?」
あなた:「ご配慮いただきありがとうございます。しかし、熟慮した上で今回の決断に至ったので、心変わりすることはありません。申し訳ございませんが、このまま辞退をさせてください。」

 
●メールで断る場合

タイトル:Re:内定後面談の件【●●株式会社 田中】
→タイトルはそのままでOK。Re:がついていることで、「あなたからいただいたメールに返信したものです」ということが伝わり、メールが紛れるのを防ぐことができます。
本文:
◯◯株式会社 人事部 ●●様

◯◯大学△△学部の山田花子です。
内定後面談の件、ご連絡いただきありがとうございます。

しかしながら、以前お伝えさせていただきました通り、
今回の決断は、自身の適性や今後の人生について熟慮した結果、至ったものです。
苦渋の決断でしたが、今後心変わりがすることはありません。
→しっかり考えた上での決断であることを改めて伝えましょう。

せっかく面談の機会をいただきましたが、今回はこのまま辞退とさせていただけますでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。

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署名

 

呼び出しを無視してもいいの?


内定を辞退することは、道義的観点や感情的観点から、当事者間でしこりを残す可能性がある行為であることも認識しておきましょう。
どこの企業も採用に苦労している現状で、せっかくの内定者が辞退してしまうことは大変な痛手です。

そのため、内定を辞退するという意思は貫きつつも、相手企業にも納得してもらえるような対応を心がけましょう。
企業が希望するのであれば呼び出しには応じるのがマナーです。

内定を辞退した場合、損害賠償を請求される?


内定辞退をすること自体に問題はなく、法的罰則を受けることはありません。
入社予定日までの2週間以内に内定辞退をすると罰則を受けるという話も聞きますが、法律上そのような規定はありません。

誤解されているのは、民法第627条第1項に

「当事者が雇用の期間を定なかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」

と定められており、内定辞退を申し入れてから2週間経過したら労働契約が終了となると決められているからです。

この法律があるため、「内定辞退してから労働契約が終了する間に入社予定日が来てしまうと色々と面倒」だから「入社予定日の2週間前までに内定辞退をしよう」という慣習が生まれたものと思われます。
したがって内定辞退をしても違法ではなく損害賠償を請求される可能性もほぼないといって良いでしょう。
もししつこく呼び出しを求めてきたり、脅迫まがいなことをされたのであれば、素直に従わず、弁護士や大学の就職課に相談するようにしてください。

まとめ

内定辞退後の呼び出しに応じるかどうかは悩むところです。
基本は呼び出しに応じて、直接会って謝罪し納得してもらうのがマナーです。

ですが、中には脅迫めいた呼び出しをしてきたり、無理やり謝罪を要求したり、損害賠償請求を行ってくる可能性があります。
そのような展開になったら、恐れずその場を退去して、弁護士などに助けを求めるようにしてください。


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