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子供の就活は親で決まる?就活中の子を持つ親のNG行動とOK行動

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子供の就活は親で決まる?就活中の子を持つ親のNG行動とOK行動

「就活」は就活生自身だけでなく、親にとっても受験と並ぶ一大イベントではないでしょうか。
受験の頃とは違ってだいぶ成長しているとはいえ、親にしてみれば我が子はいつまでたっても子どもです。
「協力できることがあるならしてあげたい」と感じていませんか?

では、親は就活生である我が子に対して何をしてあげられるのでしょう?
この記事では、就活生の本音や就活生の子どもを持つ親が子どもにしてあげられること、ついやってしまいがちなNG行動について紹介します。

子どもの就活に対して過干渉になっていない?

過干渉は逆によくない

子どもの就活が始まると、親としては気が気ではないですね。順調なのか、悩んでいないか、ブラック企業に引っかからないかなど、心配の種は尽きません。
また、「できれば安定した大手に就職してほしい」「できれば家から通えるところに決めてほしい」などの願望もあるかもしれません。

けれどもここであれこれと口を出すのはよくありません。
就活中の子どもはとてもナーバスになっています。
親の干渉に腹をたてて心を閉ざしてしまったり、精神的に追いつめられて、やる気を無くしたりするかもしれません。

子どもは親のいいなりになる人形ではなく、今後自分で人生を切りひらいていく自立した個人だということを、親は肝に銘じておく必要があります。

就活生の親に対する本音

就活生が親に感じる不満の主なものをあげてみましょう。

①プレッシャーをかけてこないで
「お兄ちゃんはこの時期にはもう内定をもらっていたのに」
「いいところに入れよ。期待しているぞ」
「またダメだったの?ちゃんとやってるの?」

子どもは忙しい就活スケジュールや多様化する選考への対策で頭がいっぱいです。
そこへ追い打ちをかけるようにこんな言葉を浴びせられたら、イライラがつのって就活どころではありません。

就活中は何気ない一言もプレッシャーに感じられ、就活生の神経を逆なでするものです。
特に兄弟姉妹や他の就活生と比較して批判をするのは、本人をとても傷つけるので控えたほうが良いかもしれません。

②否定してくるのはやめて
「そんなうさんくさい会社、やめておきなさい」
「おまえに〇〇職は無理だろう」
「だめ、だめ、××業界なんて景気がいいのは今だけなんだから」

子どもは子どもなりに色々とリサーチをして、深く悩んだ末に選択肢をしぼっています。
それを頭ごなしに否定されると、腹がたつやら混乱するやらで、親に対するイラ立ちと反感でいっぱいになってしまいます。

言いたいことは山ほどあるでしょうが、子どもと意見が食い違った時は、いきなりはねつけるのではなく、子どもの言い分もちゃんと聞いてあげましょう。
そして自分の意見を伝える時も、実例を挙げたり自分の体験を交えたりしながら、子どもに真意が届くような、おだやかな言い方を心がけましょう。

親がしがちなNG行動

次に親がついついやってしまうNG行動を見てみましょう。

①口うるさい
「今どんな状況?次の面接はいつ?」
「就活中なのにのんびりテレビなんか見ていていいのか」
「あなた、将来のこと本気で考えてるの?」

こんな言葉をなげかけていたりしていませんか?
自分ではそれほどうるさくしているつもりは無くても、実は子どもの方は我慢の限界かもしれません。

もちろん親なら子どものことが心配です。歯がゆくて黙っていられない気持ちもわかります。
けれども本人の感じている不安と歯がゆさは、親の比ではありません。
もはや何を言われても「うるさい!」としか思えない心境かもしれないのです。

子どもが話してくれないからと言って、根掘り葉掘り進捗を聞いたり、就活方法にまで口を出しては溝が深まる一方です。
「黙って見ていられない」という気持ちを「子どもにまかせてみよう」「できるところまで自分でやらせよう」という気持ちに切り替え、できるだけ余計な口は出さず、一歩引いて見守りましょう。
もしかしたら子どもの就活は、親が上手に「子離れ」をするきっかけでもあるのかもしれません。

②自己投影
自分が若い頃に実現できなかった夢を子どもに託したり、自分の若い頃の失敗を子どもが繰り返さないようにと躍起になる親は少なくありません。

「お父さんの分までがんばって、いい会社に入ってくれよ」
「お母さんには無理だったけどあなたなら大丈夫よね」
「お父さんみたいに(お母さんみたいに)なるんじゃないよ」

これらは親にとっては「期待」でも、子どもにしてみれば「圧力」です。ただでさえ苦悩している就活生に、さらなるストレスをかける行為に他なりません。

親には情報の提供や助言は許されても、子どもをコントロールする権利はありません。そして子どもには自分で自分の人生を決める権利があるのです。

子どもに過剰な期待をかけず、またその期待に固執せず、子どもの意思を尊重することを心がけましょう。そしてもし親の期待を子どもが裏切る流れになっても、子どもを責めたり子どもの前で嘆き悲しんだりしてはいけません。

③出しゃばりすぎ
近年、子どもの就活に親が積極的に関わろうとするケースが見受けられます。
ひどい例になると本人の代わりに親が企業説明会に参加したり、自宅でのwebテストを代理で受験したりするそうです。

これらは明らかにやりすぎです。
就活には子どもが社会に出るための準備期間という側面もあります。様々な困難を自力で克服してこそ、社会人としての自覚に目覚めていくのです。そこに親が介入しては、子どもから成長のチャンスを奪うことになりかねません。

なにより、子どもに物の道理や善悪を教えるべき立場の親が、自ら不正やインチキに手を貸すのはどうなのでしょう?
自分の行為が本当に子どものためになるのか、くれぐれもよく考えてから行動してください。

昔とは違う!今の就活の実態

昨今の就職事情は、今の親が就活をしていたバブル時代とはまるで違います。
大学への進学は半ば当たり前になり、もはや留学経験すら特別な武器にはなりません。子どもたちの教育水準は、大きく上がっているのです。
ですから、「大学まで出したんだから何とかなるだろう」という親の勝手な安心感は、おそらく子どもにとっては何の気休めにもならないでしょう。

また、「適当に腰かけOLをした後、玉の輿に乗れば?(あるいは家庭に入れば?)」という考え方も、共働きが当たり前の現代社会ではあまり現実味がありません。
なるほどと聞き入れる子どもは少ないのではないでしょうか。

「大企業神話」も親子間に波風を立てやすいテーマのひとつです。
大手企業の倒産や大規模なリストラも珍しくないこの時代、「大企業=安定している」という公式は崩れ始めています。

それでも「有名企業ほど安心」「できれば大手に就職してほしい」という思い込みを捨てられない親世代と、「大手だからって先はわからない」「小さくても元気なベンチャー企業の方がいい」と考える自由な子ども世代とのジェネレーションギャップは、意外と深い可能性があるので覚悟が必要です。

さらに大きな変化として、今の子どもたちは就職以外にも生計を立てる道があることを知っています。
もしも我が子に、

「起業したい」
「インスタグラマーを目指そうと思う」
「自宅でネットトレーダーとしてやっていきたい」

などと言われたらどうしますか?
時代は変わり、就職事情も変わり、子どもたちの感性も昔とは違います。
もしかしたらあなたのお子さんも、親から見ればとんでもない選択肢を思いつくかもしれません。

もしそんな事態になっても、いきなり親世代の常識をふりかざして反対してはいけません。
子どもの言い分をよく聞いて、自分でも情報やデータを集め、可能性や将来性を公正な目で見る努力をしましょう。
ひょっとすると今の時代と未来のことは、親より子どもの方がよくわかっているかもしれないのです。

親ができる本当に子どものためになることとは

では、子どもの邪魔をせず、子どもに迷惑がられずに、親ができることは何なのでしょう?

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①話を聞いてあげる
親としては、どうしても途中で話をさえぎり、お説教をしたり、発破をかけたりしてしまいがちですが、時には「うん、うん」と何も反論せずにじっくり話を聞くことも必要です。
親が感情的になってしまうと子どもは太刀打ちできないので、やがて何でも1人で抱え込むようになるでしょう。

たとえ子どもの話にじれったいところや納得できないところがあっても、親があえて反論せずに黙って耳を傾けることで、子どもの方でも心を開き、いつもは話してくれない本音や悩みを打ち明けてくれることがあります。
言い争いや親子ゲンカで関係を悪くするよりも、時にはこうした穏やかな方法で相互理解を深めましょう。

②ほどよい距離感をキープする
よく「誤った教育方針のワースト3は過保護・過干渉・無関心」と言われます。これは就活にもそのまま当てはまるのではないでしょうか。

頼まれもしないのにあれこれ世話を焼き、むやみに心配したり甘やかしたり常に子どもと接していようとする「過保護」。
うるさく指図をしたり決めつけたり、時には親が勝手に動いたりする「過干渉」。
何か聞かれても相談を受けても「どっちでもいいよ」「自分で決めれば」と受け流す「無関心」。

親はこのワースト3を親子間からできるだけ排除して、子どもとの距離感を「近すぎず遠すぎず」に保つ努力が必要です。反面、子どもの方から親を頼ったり意見を求めたりしてきた時は、心から応援し、協力してあげましょう。

③子どもの味方になる
選考に落ちた時、なかなか内定が出ない時、あるいは結果が出ないまま卒業が近づいた時、本人の苦しみはたとえようもありません。
なのに親までが世間と一緒になって子どもに石を投げつけたなら、子どもはどうすればいいでしょう?

甘やかすのはよくありませんが、本人がどうにもならない状況の時は、親だからこそ与えられる助け船を出してあげてください。

「お金が大変みたいだから、〇〇と××だけはこっちで出してあげる」
「1年だけなら留年してもいいよ。ただし1年だけだからね」
「卒業した後でも就職はできるから、無理に今決めなくても大丈夫。ただし就活はちゃんと続けなさいよ」

など、「就職に失敗したら全てが終わりだ」と思いつめやすい若い世代に、別の道を開くことで気持ちを楽にしてあげると同時に、一緒に頑張ろうねという親の愛と覚悟を伝えましょう。

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まとめ

子どもの就活にあたっては、「地元に帰ってきてほしい」「公務員になってほしい」など、親なりの願いもあるでしょう。
それが実現しないとわかると、子どもに対して失望したり、怒りを覚えたりするかもしれません。なかなか内定を取れない我が子をふがいなく思う日もあるでしょう。
けれども親が思っている以上に子どもたちは就活に苦戦しているのかもしれません。

だとしたら、せめて親だけは、子どもを追いつめてはいけないと思いませんか?
難しいとは思いますが、「就活のストレスから解放されてホッとできる我が家」「温かく自分を見守ってくれる理解ある両親」そんなスタンスで子どもの就活を見守りたいものです。


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