新型コロナウィルスは就活生の内定事情にも様々な影響を与えており、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。内定率の低下やせっかく内定をもらっていても「内定取り消し」にあってしまったり、その不安も様々です。
そこで今回は、就活生が直面しているコロナの影響による不安について”内定”という視点から解説していきます。
コロナが”内定”に与える影響
まずはコロナが”内定”に与える影響についてみていきましょう。
内定獲得の難化
コロナの影響により、就活生の内定獲得が難化しています。これはもちろん、コロナ不況による業績の悪化などから採用人数を絞っている企業が存在することも一つの原因ですが、それだけではないのです。
コロナの影響で3月以降に計画されていた対面での様々な説明会が中止になったことから、企業も母集団形成に苦戦してきました。その結果、過去のインターンシップ参加者に優先的に選考を進めるケースが増えたのです。
そのため、これまでにインターンシップに参加していない学生ほど、内定獲得が難化していると推察できます。
就活スケジュールの全体的な遅れ
また、コロナでの説明会の中止は就活スケジュールの全体的な遅れも引き起こしています。これは、これまでの就活が説明会も面接もほとんどが対面で行われていたことが原因の一つです。
外出の自粛が求められている中でWeb説明会・面接が主流になったコロナ期の就活では、オンライン化に柔軟に対応できたかどうか、企業や業界によって差が生まれています。
例年通りに選考が進められているケースもありますが、志望している企業や業界によっては就活スケジュールの大幅な遅れが生じている場合もあります。周りの友達と就活の足並みがばらつくこともあるため、不安を感じている学生も多いのが現状です。
内定取り消し
コロナ期間に業績が悪化した企業や業界によっては、内定取り消しが実際に行われているケースもあります。ここまで頑張って就活をし、内定を獲得したのにもかかわらず内定取り消しにあってしまうのは悲しいことですよね。
内定取り消しについてはこちらの記事でも詳しく解説しています


内定取り消しのよくある理由と不当な取り消しへの対処法
内定取り消しにされてしまう理由と不当な内定取り消しにあった場合の対処法を紹介します。
就活生の現状
不安定な就活期間の中、今の就活生はどのような現状にあるのでしょうか。内定を持っている学生の割合からみていきましょう。
マイナビの調査によると、5月末時点での内定率は48%と言われています。これは前年と比較すると13.8ポイント低下しています。
就活が早期化されると言われていた世代の就活ですが、コロナによってやはり学生にとって厳しい就活期間となっていることがわかります。
就活生が抱える不安
ここからは現在の就活生が抱えている不安について確認し、その対処法を探っていきましょう。
就活のオンライン化への対応
コロナ期の就活の大きな特徴でもある就活の「オンライン化」への対応については多くの学生が不安を感じています。
具体的には、これまでの就活では対面でのやりとりが多かったため、先輩の話を参考にすることもできず、またオンライン上のやりとりは相手の雰囲気を感じ取ることも難しいため、手応えが分からないなどの不安が挙げられます。
オンラインでのやり取りは場所を選ばないため交通費を抑えられたり、時間が比較的有効に使えるというメリットもありますが、オンラインならではの不安も大きいと言えます。
Web面接についてはこちらの記事でも詳しく解説しています


【WEB面接徹底解説】準備と注意すべきポイント
web面接の流れや対策、事前に準備すべきことや気をつけるべきポイントについて解説していきます。
どこから就活情報を得れば良いのかわからない
また例年通りのスケジュールで進まない就活に対して、どこから情報を得れば良いのか分からないということも就活生の大きな不安となっています。
コロナに伴う外出自粛で大学のキャリアセンターが閉まっていたり、OB/OG訪問が中止になってしまったりとオフラインで生の情報に触れる機会が減少していること、反対にネット上には様々な情報がありすぎてどれを信じたら良いのか分からないという就活生も多いです。
こんな時代だからこそ、信頼できる情報源から情報を得られることがとても大切です。Shaberuでは就活生サポートのための公式LINEを運営しています。都内就職を考えている方で、現状就活に不安や疑問を抱えている方は、以下のバナーから友達追加・就活相談をしてみてください!
今後の就職活動で必要なこと
最後に不安な就活生が今後の就職活動のなかで取り組むと良い3つのことについて紹介します。
面接を控えている会社に関わる情報を広く集める
就活のオンライン化で空いた時間のなかで、普段はあまり調べることのない情報を集めることで志望先企業の理解が深まり、オンライン上での面接の緊張も軽減することができるかもしれません。
具体的には、新卒採用のページのみならず中途採用や株主向けのページをみてみたり、志望先企業の関連会社やライバル会社の情報を集めてみたりすると何か新しい発見があるかもしれませんよ!
オンラインでのやり取りになれる
これまでWeb面接やオンライン上での面談を行ったことがない人は、いきなり選考面接でWeb面接に挑戦することはハードルが高く感じてしまうかもしれません。
そのため、オンラインでのやり取りになれるという意味で友達間などでZoom飲みをしてみたり、オンラインツールを使って話をしてみる経験も役に立つこと間違いなしです。
友達なら気軽にお願いすることができ、また相手にとってもプラスになる場合もあるので一度やってみるのがおすすめです。
自分で解決できない不安はプロに相談
先の読めないコロナ期の就活は、自分の周りの先輩や大学のキャリアセンターの職員さんも経験がしたことのない就活です。そんな時に頼りにできるのはやはり、これまで多くの就活生のサポートをしてきたプロの声ではないでしょうか。
いつもは自分で解決しているという方も、今回ばかりはプロのサポートを受けてみても良いかもしれませんね!