休学が就活に与える影響とは?

記事監修

召田 歩
キャリアアドバイザー
召田 歩

「休学」という選択肢について考えたことはありますか?経済的な理由や健康上の理由、あるいは夢や目標を叶えるために、休学という選択をする大学生が増えてきています。でも、いざ休学となると就活への影響が心配で二の足を踏んでしまう人もいるのではないでしょうか。

今回は、休学が就活に及ぼす影響と、就活で休学経験を不利にしないポイントについて詳しく解説していきます。

休学という選択肢


2000年代に入る頃から、大学生の休学経験者は目に見えて増えてきました。休学に踏み切る理由も多様化し、今や休学は取り立てて珍しい現象では無くなってきています。

とは言え、文部科学省の調べによれば、休学経験者の割合自体は学生全体の2~3%にすぎません。ですから休学者がまだまだマイナーな存在であることに変わりはないという見方もできます。

休学とは

休学とは、大学に対する正式な手続きを経て一定期間学業を離れることで、単なる長期欠席とは区別されています。休学期間の上限は大学によって異なりますが、連続した一度の休学期間の上限は2年、通算では4大で最長4年、短大では最長2年が一般的です。また多くの場合、休学中は学費が一部免除あるいは減額されます。

休学を選択する理由

文部科学省の調査によると、休学理由のトップ3は、

1位 経済的理由
2位 海外留学
3位 病気やけが

となっています。

ただし、学業不振や学校生活不適応など、自己の能力や人間関係、学校環境の悩みから休学する学生も少なくありません。また、同じ調査で休学理由を「その他」と答えた学生の割合が全体の半数近くを占めていることから、休学には多様な目的があることがわかります。

参考URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/10/__icsFiles/afieldfile/2014/10/08/1352425_01.pdf

休学する前に考えておきたいこと3つ

本当に休学が必要かどうか

休学期間が長ければ長いほど、進級や卒業に影響が出やすくなります。就活の時点で他の就活生と年齢が違えば、その点を気にする企業もあるかもしれません。たとえ正当な理由があっても、休学が就活に悪影響を及ぼすリスクについては十分な覚悟が求められます。

復学の意思があるかどうか

休学を検討している人の中には、もしかしたら中退を視野に入れている人もいるかもしれません。もちろん、一度休学をすることで大学に通う意義を再確認できることもありますが、どうせいずれ中退するつもりなら、お金を払ってまで大学に在籍している意味があるかどうかをよく考える必要があるでしょう。

就活に支障の出る時期を避けられないか

休学期間が就活期とかぶっていると、リアルタイムの情報に触れにくいというデメリットがあります。休学中は同世代の動きを正確に把握することが難しいので、就活自体に出遅れてしまう危険があるのです。

お金や身体的な問題ならともかく、夢や目標を追うための休学であれば、時期や期間を調整できないか、もう一度就活を意識してスケジュールを見直してみましょう。

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就活で堂々とアピールできる休学とは


では、いざ実際に休学をすると、就活にはどのような影響が出るのでしょうか。まずは就活への影響が比較的低いと考えられる休学について見ていきましょう。

復学への足がかりとなる休学

休学制度を利用して休学の原因となった問題を解決し、その後無事に卒業した場合には、就活で休学がマイナス評価を受けるリスクはかなり抑えられるでしょう。

たとえば経済的理由で休学をした人が、収入を得て生活を立て直し復学したケース、あるいは病気やけがで休学した人が、治療や静養を終え無事に復学したケースなどがこれに当たります。いずれも、一見遠回りに見える休学が、実は復学への一番の近道であったことをしっかり主張しましょう。

休学を通じて大きな学びや収穫を得たパターン

夢や目的があって休学をした人は、とにかく時間をフルに使って思い切り自分を磨きましょう。スキルや知識はどんどん吸収し、休学してまで求めたものを確実につかむことができれば、正当な理由のある休学として就活でアピールできるはずです。

また、休学中にじっくり考えて導き出した展望やキャリアビジョンは、就活においてライバルと一線を画す重みを持つかもしれません。

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就活にマイナス評価を受けがちな休学とは


逆に、就活で不利になり得る休学には次のようなものがあります。

目的のない休学

確固たる理由がないままなんとなく休学をした人や、休学期間をただぼんやりと過ごしてしまったような人は、就活において休学の必要性を説明することが難しいので、空白期間について突っ込まれたときに苦戦が予想されます。

ネガティブな理由による休学

「人間関係に疲れて」「大学生活になじめず」といったことを休学の最大の理由にしてしまうと、就活では不利に働く可能性があります。本人にとっては重大な問題でも、採用する側にしてみれば、メンタルの弱さやストレス耐性の低さが疑われ、不安材料になることがあるので、面接時の伝え方には注意が必要です。

能力や常識を疑われる休学

残念ながら、休学自体を特殊な事例と見て身構える企業もあります。その中で、「旅行」「学業不振(=勉強についていけない)」、「趣味」などを一番に挙げてしまうと、成果によほどの説得力が無い限り、身勝手な理由ととらえられてしまう危険があります。

休学を就活に活かすポイント

目的を持った休学をする

休学をするに当たっては、やはりそれなりの理由が必要です。「経済的、あるいは健康上の不安を解消して必ず復学する」「留学、スポーツ、芸能活動など、学業との両立が難しいプランにとことん打ち込める期間を確保する」など、就活でも胸を張って述べられるような明確な目標を設定し、できる限り結果を残すのが理想的です。

休学期間の活動に意欲的に取り組む

いざ休学が認められると、気が抜けて漫然と日々を過ごしてしまう人がいます。けれども、それでは就活でのアピールポイントを見つけることができません。「思い切って休学したからこそ今の自分がある」と断言できるよう、充実した毎日を過ごす努力をしましょう。

休学期間の振り返りをしよう

休学期間が終わりに近づいたら、休学期間を振り返り、学んだことや経験したことを整理しておきましょう。これをするかしないかで、休学経験を就活に活かせるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

たとえ当初の目的が完全には達成できていなくても、「やるだけのことはやりました」と自信をもって言えるように、残りの日々を調整し、達成感につなげましょう。

まとめ


休学が就活で大きなメリットになる確率はあまり高くありません。たとえもっともな理由があっても、休学をしたという事実だけで偏見を持たれたり過度に不安視されたりするリスクも否定できません。

でも、不利になるかならないかは、休学中の過ごし方と得たものの大きさにかかっています。休学中は、少なくともまだ大学に籍があり、社会的には「大学生」と言える立場です。言い換えれば、大学生でありながら学業以外のことに専念できる、非常に恵まれた状態です。

どうしても休学という道をとるなら、この貴重な期間を最大限に利用して、人とは違うユニークな自分史をつづり、深みと幅ののある人間に成長して、周囲とはひと味違う就活をしてみせましょう。

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召田 歩
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