新型コロナウイルスの影響で世界中に経済不安が広がっています。日本も当然その影響を受けており、中にはコロナウイルスの影響で説明会の中止や採用枠の減少の話などを聞いて不安を感じている方もいると思います。今回はこうした経済不安の影響に対して強い業界と弱い業界を解説します。会社選びの参考にしてみてください!
不況に強い業界
不況に強い業界には特徴があります。1つは扱う商品やサービスが生活に必要不可欠な業界。2つ目は月額支払や年会費のような形で収益を上げている業界です。具体的にはどのようなものがあるかご紹介します。
インフラ業界
インフラとはガス、電気、水道、通信など生活基盤を支えるものです。インフラ業界は多くの場合毎月支払いなど定額のサービスであることに加え、生活するうえでなくてはならないものですから経済の変動の影響を受けにくく、不況に強い業界といえます。
保険業界
保険業界は命や健康にかかわる業界です。当然ですが人は不況でも生きていかなければなりませんし、さらに社会不安が広がることで「万が一に備えて」とサービス加入者が増えることもあるでしょう。
ですので不況になっても需要がなくなることがありません。また、加入者が固定で支払う保険料が主な収益源ですからこちらも安定した収益が見込める要因です。
トイレタリー業界
トイレタリーといわれると聞きなじみがない人いるかと思いますが具体的には歯磨き粉やティッシュペーパー、トイレットペーパーなどを扱う業界のことです。
こちらは固定料を払うものではないですが生活するうえで必ず買い替え需要が発生するため不況でも売り上げが大きく落ちることはありません。
不況に弱い業界
残念ながら一般的に不況ではどの業界も多少の影響は受けてしまいます。今回はその中でも特に影響を受けやすい業界をご紹介します。
人材業界
不況になると各企業が人件費を削減しようとリストラを行うことがあります。リストラをはじめとして企業が人員削減などを行うことで人材の需要が低下し、人材業界は収益を上げるのが難しくなってしまいます。
自動車業界
不況になると高級品の買い控えなどが起こり、新車の売れ行きが悪化します。ちなみに円高の際は海外での国産車の売り上げが落ちることもあり、自動車業界は経済の動きの影響を受けやすい業界といえます。
コロナの影響
今回の新型コロナウイルスによって多くの企業が影響を受けましたがその中でも、良い影響を受けた業界と、悪い影響を受けた業界があります。
エンタメ業界
エンタメ業界はこれまで、人々の生活に必要不可欠な「ストレスのはけ口」という立場から不況に強いといわれてきました。
しかし、今回のコロナウイルスの影響で、様々なライブ、イベントが中止となったことで、コロナウイルスの流行によって最も悪影響を受けた業界となってしまいました。
EC業界
ECとは(electronic commerce)の略であり、電子通販のサービスを扱う業界をEC業界と呼びます。ここでは逆に、コロナウイルスの影響で自宅で過ごす人が増えたために、これまでよりも利用者が増え、利益を上げています。
まとめ
これまでご紹介したように一般的に業界によって不況に対して強い業界、弱い業界が存在します。ただ、同じ業界にあっても企業によってビジネスモデルが異なるので一概に決めつけるのは危険です。
企業選びの際には会社情報をしっかりと集めて十分な企業研究を行いましょう。
もし自分の企業研究に不安を感じている人はプロのエージェントに相談することができます。まずは簡単な10分面談がおすすめです。