「内定0」という響きはドキッとさせられますね。
内定がなかなかもらえず、焦りや不安を感じている就活生もいるのではないでしょうか。
内定0の就活生には、実は共通点があることが多いです。
今回は、内定がもらえない就活生の共通点や、内定がもらえる就活生の共通点を紹介します。
もしあなたが内定0か、内定0になりそうなら、今の自分に何が足りていないのか確認してみましょう。
未だ内定が0、このままだとどうなる・・・?
内定が0のまま就活を終えたら、どうなってしまうのでしょうか。
もし内定がないまま卒業をすると、既卒として就職活動をすることになります。
また、留年をして就活を続けるとしても、留年をした理由はほぼ確実に質問されるため、不利に働いてしまうでしょう。
就活浪人や就活留年は、新卒の時より内定を取りづらくなってしまうのは明らかです。
内定0の人には共通点がある!?
何社受けても内定が取れない場合は、もしかしたらあなたは「内定がもらえない人によくある特徴」を備えているかもしれません。
「そんな特徴が!?」と思うかもしれませんが、他人ごとではありません。
内定がもらえない人の共通点
内定0の人にありがちな共通点を紹介します。ひとつひとつ自分と照らし合わせてみてください。
≪笑顔がない≫
笑顔がないことが自分だけの問題だと思っていませんか?
笑顔がないことは場の雰囲気を低下させたり、相手にもマイナス印象を与えます。
それは結果、企業にとってもマイナスになってしまうのです。
≪大手志向≫
大企業!有名企業!モテる企業!それだけの理由でエントリーしているのなら危険です。
大手企業は名が知れているからこそ、それだけライバルも多いです。
また、大手=あなたに合った働き方とも限りません。しっかり
≪企業を絞りすぎ≫
本命企業に熱烈にアタックするのはいいことです。しかし受ける企業を絞り過ぎると、全落ちしたら真っ青です。その後に受けられる企業が無いというケースを想像したら、選択肢を広げる必要性があります。
≪自己分析や企業分析が不十分≫
「大手広告代理店こそ自分にピッタリ!」と話す本人が、ボサボサ頭でヨレヨレの格好でいるとしたら、どういう自己分析をしたのでしょうか?この場合は、自己分析を自分で完結せずに友達・知人からも分析してもらうことをおすすめします。そして企業分析も、その企業のいいところばかり見ずに、自分がそこで何ができるのかを考えてみましょう。
≪書類が雑≫
提出書類が雑なことは、かなり評価に影響すると考えられます。入社しても会社の書類も雑に扱う人物だと思われてしまいます。それが書類だけのことであったとしても、その人全体がマイナスに見られてしまうと非常に損ですよね。
≪質問に的外れな返答をしている≫
面接官の質問に対しての的外れな返答は、要注意です。例えば「入社したら何がしたいのか?」という質問に「貴社の業績がすばらしく、その精神にも感銘を受けて…」などと志望動機と思われるような返答をしていては、対話能力が疑われます。
≪面接マナーが不十分≫
本人は普通に振る舞っているつもりが、それでは面接マナーが不十分な場合があります。「挨拶がはっきりしない」「話相手を見ない」「横柄な態度」などがあると、一般常識も疑われてしまいます。
≪服装の乱れ≫
高価な服を着る必要はなく、清潔感が大事です。入社したら企業の顔になるわけですから、身だしなみはとても大事です。
≪やりたいことがない≫
すべての学生がやる気満々で、その企業に情熱を燃やしているわけではないことは面接官もわかっています。ただ「やりたいことがない」気持ちが態度や雰囲気に現われたり、万が一言葉に出ようものなら、即信用を失ってしまいます。
内定がもらえる人の共通点
内定がもらえる人は、以下3つの点において特徴があります。
≪内面≫
これまでの人生で、挫折経験や一生懸命何かに取り組んだ経験があり、そこから学んで次に活かしているので、何事にも説得力があります。
また、客観的な自己分析、企業分析ができており、自分に合う企業をしっかりと理解しています。
≪外見≫
自分が相手に与える印象についても熟慮しており、「清潔感」「フレッシュさ」「身だしなみ」を大切に心がけています。
自分の内面を理解してもらうために、まずは身だしなみを整えることが大切だということを理解しているのです。
≪アウトプット力≫
相手に伝えようとする強い意志があり、そのために笑顔でハキハキと話すことが身に付いています。
話をする時も結論からわかりやすく述べ、相手に伝わりやすい手順を意識しています。
内定0のあなたが内定を取るためには
上記の「内定がもらえる人の共通点」を見て、自分に足りていないと思うことの対策をここから確認しましょう。
「頑張った経験や挫折経験がない」?
大事なことは他人と比較をしないことです。
すごいと思われようとしていませんか?背伸びをしていませんか?無理することはなく、あなたらしさが最も伝わるエピソードを振り返ってみてください。
学生団体で幹事を務めていた、海外ボランティアをしたなどの事実よりも、あなたがどんな経験をしてそこから何を学んだのか、何を考えどう工夫したのかなどの経過を伝えることが大切です。
それを伝えるためには、自己分析をすることが大切です。
しっかりできないと志望動機や自己PRが不十分になったりします。その状態で内定をもらっても、ミスマッチを感じることが多いとその後に苦労することになってしまうでしょう。
友達や家族、または学校のキャリアセンターなど、周りからサポートをしてもらい、準備には余念なく、力を入れてやっていきましょう。
身だしなみや立ち振る舞いもしっかりチェック
身だしなみ
どんなにすばらしいことを述べても、見た目からの印象が合否に大きく影響します。
髪型、メイク、スーツにしわがないか、シャツは汚れていないかなど、細かなチェックを怠らないようにしましょう。
身だしなみは自分では気づかない点もありますから、友達やすでに社会人の人に見てもらうことも大事です。
▼ 身だしなみを詳しくチェックする ▼
笑顔・挨拶の対策方法
はつらつとした笑顔や挨拶は、第一印象で企業の採用担当者の心を掴むのに特に重要です。
苦手な人は日常的に練習しましょう。
笑顔を作るコツは、鏡で自分の笑顔を見ることです。
「笑顔のつもり」ではなく、だれが見ても笑顔だと認識できるように、鏡でニコッと笑顔の練習をしましょう。
それと同時に、ハキハキと話す練習です。鏡の自分に「よろしくお願いします!」「失礼します!」と話かけてください。
クセにしなければボロが出ます。繰り返しが大事ですよ。
▼ 面接の入退室マナーをチェックする ▼
アウトプット力を鍛えるには
基本的にはアウトプットの経験が足りていないので、練習を重ねることが大切です。
以下の点を押さえて練習をしていきましょう。
・まずひとつ、伝えたいことを洗い出す
・相手に伝わりやすいように並び替える
このとき、紙に書くと自分がわかりやすいです
・具体的に伝えるように意識する
ごちゃごちゃと長い説明を入れないようにしましょう。
・他人の目を気にしない
他人と比較するとあなたの良さが出にくくなってしまいます。
「自分の意志」「自分の考え」を伝えることに自信をもてない人もいるかもしれません。
しかし自信のなさは相手に即伝わってしまい、あまり良い印象はあたえないでしょう。
「良いことを言おう」「完璧に言おう」という気持ちを手放すと、自然と自信を持って話せるようになってきます。
面接マナーの対策方法
面接でマナーがなっていないと、それ自体で「対策をしていない」=「志望度が低い・意欲がない」と思われることもあります。
しかし、かっこよくスマートにできなくても良いのです。
マナーの基本を理解し、心がけている気持ちが表れているかどうかが大切です。
▼ 面接のポイントを知る ▼
面接の質問の対策方法
面接の質問に対する対策には苦労していますか?しかし限られた時間の中で行われる面接での質問は、大体で決まっているといえます。
それほどビックリ仰天するような質問はまず来ません。
よくある質問は以下のものです。
・自己紹介
・志望動機
・長所・短所
・学生時代に力を入れて行ったこと
・あなたを~に例えると?
これらの質問に対しての対策をしっかりしておいて、あとはそこで自分を上手にアピールすることです。
アピールとは大げさにするものでもなく、架空の話をするものでもありません。自分のことを誠実に自信を持って伝えることです。
話す内容もそうですが、それ以上に人柄も大事です。
▼ 集団面接のコツを詳しく見る ▼
履歴書・ESの対策方法
面接対策をいくら必死に頑張っても、その面接に至る前に履歴書・ESが通過しなければ何もはじまりません。
書類の準備は万全にしておきましょう。書類の書き方の基礎をしっかり理解して書いてくださいね。
▼ エントリーシートの書き方を詳しく見る ▼
まとめ
今回は、内定0になる就活生の共通点と、内定0を防ぐ対策をお伝えしました。
「第1希望の企業に入りたい!」と思っていても、「就職浪人はしたくない!」という気持ちも当然ありますよね。
両方本音だとしたら、やはり内定0への対策は必要です。
そして「どこかに引っかかるだろう」という甘い考えは危険です。
不採用通知が連続して、内定0の現実が迫ってきたときに、青くなっても「時すでに遅し」です。
今回紹介した「内定がもらえない人の共通点」に、もし自分が当てはまっている項目があったなら、即対策にとりかかりましょう。
決して油断することなく、ぜひ備えを万全にして就活に臨んでくださいね。