就活でボランティア経験を話すのは避けるべき?効果的な自己PRとは

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就活でボランティア経験を話すのは避けるべき?効果的な自己PRとは

この記事は、2018年5月に投稿された記事を一部リライトしたものです。

「就活で自己PRのエピソードに、ボランティア経験を話したい。」
そう考える就活生も少なくありません。しかし、ボランティア経験は、場合によってはあまり良い印象をもたれない可能性もあります。

では、どうしたら他の就活生に埋もれず、企業によい印象を与えられるのでしょうか。
今回は就活でボランティア経験を話す上での、上手なPRの仕方を紹介します。

ボランティア経験を自己PRにするのはあり?


もちろんボランティア活動をアピールすることに問題はありません。しかし、ボランティア経験を自己PRで伝えるには、思わぬ落とし穴や伝え方のコツがあります。例えば以下のような場合です。

ボランティアをしている学生は多い


就活をしていると、驚くほどボランティアを経験している学生が多いことに気づきます。ボランティアといっても色々な種類がありますが、学生時代にできるボランティアの種類は限られており、同じ地域や同じ業種を目指す就活生同士であれば、同様のボランティア体験をしているライバルがいることも想定しなくてはいけません。

そのため、ひとえに「ボランティア活動」といっても、内容の薄い話だと企業側の印象にも残らない可能性が高いのです。他の就活生とかぶらないように差別化するには、「どんなボランティアをしたか?」ではなく「ボランティアを通じて何を得たのか?」を中心により濃いアピール内容を考えるとよいでしょう。あなたの経験を元に、オリジナリティがでるように工夫しましょう。

どう仕事に活かすのかイメージがわきづらい

採用活動は、各企業が欲しい人材を探すために行われています。そして各企業が欲しがっている人材とは、会社の利益アップにつながる才能や素養を持っている人材といってよいでしょう。
もしESや採用面接にてボランティア活動を自身のPRとして利用するのであれば、このことを踏まえてアピールポイントを整理すべきです。
企業は「ボランティアを頑張った人」をほしいのではありません。
ボランティアを頑張った人が自社でどのように活きるのか、それだけでは面接官も判断のしようがありません。

面接官は「あなたのボランティア経験」を通じて、

・何を達成した人なのか?
・どんな力を発揮した人なのか?
・どんな結果を残した人なのか?
・どんな経験をつんだ人なのか?
・そのボランティアを通じて何を得た人なのか?

など、あなたの素質や経験、能力について知りたがっています。
そして、その素質や経験・能力が自社の業績アップに必要だと感じてもらえれば、採用につながるでしょう。
すべてはあなた自身をよく知ってもらうためのアピール手段と考え、あなた自身を紹介するエピソードの1つとしてボランティア経験を利用してみてください。

ボランティア経験を効果的に伝える方法

動機を伝える

まずは「なぜボランティアに参加したのか?」という具体的動機を説明しましょう。
「参加することに意味がある」のようなあいまいな動機ではアピールになりません。

例えば

・過疎地域の活性化に貢献したいと考えていた
・大規模イベント企を計画・実行する経験やスキルを身につけたかったから

など、目的をはっきりと伝えることが大切です。
また、

「自分はなぜそのボランティアに参加しようとしたのか」
「自分はそのボランティアでどのようなことに貢献できると考えたのか」
「そのボランティアを通じて、自分はどのように成長したいと考えたのか」

など、ただ何となくボランティアに参加したのではなく、明確な目的意識と計画をもって参加したことが伝われば、先を見通して行動ができる人物なのだと理解してもらえるでしょう。

自分がしたこと、学んだことを明確に

次に実際にそのボランティアを通じて得られたことを伝えましょう。
ただ「参加しました」「頑張りました」では、結局あなたがボランティアで何をしたのかが伝わりません。

・当初考えていた通りに活動ができたのか、それとも予想外に得られた収穫があったのか?
・実際のボランティア活動の中で、あなたがどのような役割を果たし、どのような結果をだすことができたのか。

など、具体的な成果を示すことで、ボランティア活動があなたにとって有意義なものであり、あなた自身が魅力的な人材であることをアピールすることができるでしょう。

どう変わったのか

最後に、ボランティア活動を通じて、あなたがどう成長したのか?どう変わったのか?を伝えましょう。
さらにそのことが、志望する企業に対してどのように貢献できるかという話題につなげられるとなおよいでしょう。

・介護施設での高齢者向けイベントを企画してみなさんに喜んでもらえた。
→企画力とコミュニケーション力で、高齢者をターゲットにした貴社の業績アップに貢献できるのではないか。
・地元の観光ボランティアを行い、たくさんの観光客を地元のお店に案内できた。
→営業力と対応力で、◯◯地域をターゲットにしている貴社の商品販売に大きく貢献したい。

など、ボランティア活動を通じてあなたの長所がどのように活かされ、それが企業でもどのように活かせるかを具体的に説明できると、説得力のあるアピールとなるでしょう。

NGな伝え方

ボランティアをしたことに焦点を当てる

就活でボランティア活動をアピールする際に注意したいのは、「ボランティアに参加したこと」自体をアピールすることです。
「こんなボランティアに参加しました!頑張りました!」ではなく、「◯◯というボランティアに参加したことを通じて、このようなことを学習し、今後どのように活かしていきたいか」まで言及できるように心がけましょう。

単発で参加したボランティアをアピールする

ボランティア活動に参加したとしても、1つのボランティアを1回しか参加していなければ企業側は、「長期的に参加できなかったのか。」「就活のために1回だけ参加したのではないのか。」と捉えてします可能性があります。
そのため、ボランティア活動の経験を履歴書に書く際は長期的に続けてきたボランティア活動を取り上げるようにしてみましょう。1つのボランティア活動を長期的に続けることは簡単ではありませんし、長期的に続けた経験は、自身の粘り強さや責任感のアピールにもなります。就活のためになんとなく参加した1回よりも、なんども参加したボランティア活動を、自身の経験を含めて履歴書に書きましょう。

ボランティア精神を出しすぎる

また間違ったアピールの仕方として、ボランティア精神をアピールしすぎることがあります。
ボランティア精神は尊いものですが、企業はあくまで営利団体であり、ボランティア精神の素晴らしさにばかり焦点を当ててしまうと、だったらNPOなどに就職したほうがよいのでは?という印象を相手に与えてしまいます。


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ボランティア活動の経験から企業がみているポイント

ボランティア活動を上手にアピールするためには、その経験から企業がみているポイントを知る必要があります。ボランティア活動の経験をアピールしても、企業がみているポイントから外れていれば評価の対象になりませんし、意味がなくなってしまう可能性が高いです。

その人の性格や人柄

ボランティア活動の経歴から企業が見ているポイントの1つは、その人の性格や人柄です。ボランティアは(volunteer)は「自発的に支援に行きたいと志願する。」という意味があります。採用担当者が知りたいのは、就活生がなぜそのボランティアをしたのか?という理由から分かる就活生の人柄です。
なぜ自発的に周囲の支援をしようと考えたのか、誰のために働こうと考えたのかが見られています。周囲の人を思いやる性格であったり、使命感を持ってのボランティアの対象であったりすれば評価の対象です。

しかし、就活でアピールするためなど、性格や人柄がわからないものは避けたほうがいいでしょう。どのような気持ち、考えでボランティア活動を行ったかが大切であり、あ俺らを意識してアピールしなければいけません。

分析力やプレゼンテーション能力

分析力やプレゼンテーション能力も、ボランティア活動の経験から企業が見ているポイントの1つです。ボランティア活動の成果自体は問われず、採用担当者が知りたいのは、ボランティア活動を通じて、就活生が何を感じたのか?そしてそれをどう伝えるのか?です。どれだけ素晴らしいことを経験しても、そこから何も得られなければ意味がありません。

また、それを誰かに対して明確にアピールすることが大切であり、これは就職後の業務にも通じるので、特に意識したいポイントです。分析力やプレゼンテーション能力は仕事をする上でも重要なものであり、ボランティア活動の経験をどのようにと捉え、アピールするかによってそれらの能力が見られています。

近年の社会的風潮に対する理解力

ボランティア活動の経験からは、近年の社会的風潮に対する理解力も見られています。企業の社会的貢献などを理解した上でアピールできれば、印象強くなります。
企業は消費者からのイメージも大切ですので、イメージアップのための活動を行う企業は多いです。イメージアップが企業の売り上げのアップにつながる場合もありますので、事業を展開する上では社会的貢献は欠かせません。

ボランティア活動によって社会的な風潮に対しての理解力が身についていれば、高く評価される可能性が高いです。ただ漠然とボランティア活動を行ったアピールするのではなく、社会的な立場などを考えての行動である点をアピールしていきましょう。

まとめ

「ボランティア活動をしていました」というPRは、一見すると良いアピールに思われがちです。しかし多くの就活生がボランティア活動をしており、その活動自体をアピールすことはあまり差別化にはなりません。

ボランティア経験をアピールするのであれば、その経験を通じてあなたがどのようなものを得て、今後にどのように活かそうと考えているかをアピールするとよいでしょう。あなた自身のキャラクターや個性、スキルや能力を実際に分かってもらうには、ボランティア経験はとても説得力があるエピソードになります。うまく活用して自己PRを成功させましょう!


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