
就活したくない!その理由と対処法。就活をやめたらその後どうなる?

「そろそろ就活の準備をしなきゃ…」「いいかげん真面目に就活しなきゃ…」
頭ではわかっているのに気が乗らず、時間だけが過ぎている人はいませんか?
就活をしたくないという気持ちはなぜ生まれるのでしょう。そしてこのまま就活に手をつけないと行く先はどうなるのでしょう。
この記事を通して、就活に前向きになれない理由とその対処法について一緒に考えていきましょう。
この記事の監修は

DiG株式会社 キャリアアドバイザー。就活でわからないことは何でも聞いてください!まずは無料就活相談へ是非お越しください!
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目次
就活したくない・・・その気持ちの原因は?
就活に踏み出せない人の多くは、就活そのものや社会に出ることに対して不安や恐れを抱いているものです。
たとえば次のような心理が働いていないか、自分の本音を探ってみましょう。
自分にちゃんと就活ができるか不安
就活は、学校の勉強や習い事とは違って何もかもを自分一人で決めなければなりません。
全員に共通するマニュアルは無く、指導をしてくれる先生やお手本も無いままスタート・進行していきます。
与えられた課題を素直にクリアすることに慣れてきた人は、自力で道を切り拓くのがあまり得意ではありません。そんな人にとって、自分で目標を決め、自分でスケジュールを組み、自分で決断したり選択したりしなければならない就活は、何をするにも「本当にこれでいいのかな…」という疑問や不安が立ちはだかって、足を踏み出すのがためらわれます。
とは言え、何か行動を起こさなければ、何が有効で何が自分に足りないのかを学ぶこともできません。
つまり就活自体が不安な人には、無理にでもアクションを起こして結果をフィードバックする実践と経験が必要と言えます。
社会人生活がつらいものにしか見えない
「働く」という現実に目を向けると、世間には暗いニュースがあふれています。
オーバーワークによる過労死や自殺、ブラック企業による賃金のごまかしなど、つらいことや理不尽なことがクローズアップされる毎日です。
こうしたマイナス面ばかりが目について、社会人生活にネガティブなイメージしか持てずにいる人にとって、就活のスタートはつらい社会人デビューに近づくことに他なりません。ついつい先延ばしにしたいという心境になってしまうでしょう。
この場合、必要なのは発想の転換です。
社会人生活の明るい側面にも目を向けつつ、不当な扱いをする悪徳企業を見抜いて避ける、確かな目を養うことが大切です。
やりたいことがわからない
そもそも自分がどんな仕事をしたいのかがわかっていないと、目標も決まらなければ進み方もわかりません。
何から手をつければいいのか途方に暮れて、就活をスタートするどころではないでしょう。
このケースでは、就活の基本に立ちかえり、企業研究、業界研究、自己分析を徹底することが突破口になります。自分に何ができるのか、自分が何をしたいのか、就活の目的を見つけるところから始める必要があります。
選考に受からない
一度は就活をスタートしたものの、思うような結果が出せず、疲れたり自信を無くしたりして意欲を失うことがあります。
こうなると、「頑張っても無駄だ」という気持ちが先に立ち、せっかく積み上げてきた備えや対策までどうでもよくなってしまいます。
早めに気持ちを切り替えて、就活を継続していく意欲を取り戻さなければなりません。
就活に対するネガティブな感情と向き合おう
このように、就活には後ろ向きになる理由が山ほどあります。
だからと言って就活に背を向け続けていると、最悪の場合、今後の人生を棒に振ることになりかねません。
新卒であれば、たとえ未経験でも無資格でも「ポテンシャル採用」という武器があります。
「育つかもしれない」「ものになるかもしれない」という期待感で採用してもらえる、いわば若さの特権です。
けれどもある程度の年齢になると、即戦力としての経験や知識や技術が求められ、未経験や無資格では相手にしてもらえなくなってきます。
つまり今の時期を逃してしまうと、ポテンシャル採用の可能性は遠のき、採用のハードルはどんどん上がっていくのです。
その先に待ち受けるのは、妥協に妥協を重ねた納得のいかない就職や、非正規雇用の不安定な人生かもしれません。
紙に書き出す
原因と方向性がわかったところで、今度は具体的な気持ちの切り替え方と乗り越え方について見ていきましょう。
たとえば自分の心理を紙に書き出して頭を整理する方法があります。
まず、「就活、イヤだなぁ…」という気持ちがどんな時に湧いてくるのか、きっかけとなった行動やその時のシチュエーションを紙に書いてみます。
〇取り寄せた会社資料をながめていた時
〇ESの作成に行き詰まった時
〇就活の対策本を広げた時
など、なんでもかまいません。
続いて、その時頭に浮かんだ他の感情も書き加えてみましょう。
〇取り寄せた会社資料をながめていた時
・ピンと来る企業が無い…
・どの企業も同じに見える…
・何を基準に選べばいいんだろう… etc.
〇ESの作成に行き詰まった時
・書くことが浮かばない…
・文章がうまくまとまらない…
・平凡なテーマしか見つからない… etc.
〇就活の対策本を広げた時
・もう今からじゃ間に合わない…
・やることが多すぎる…
・もっと早く準備しておけばよかった… etc.
という感じです。
ネガティブな感情がわいてくる理由を探る
出そろったら、書き出されたネガティブな感情を一言で要約できないか試してみましょう。
〇会社資料を見ると憂鬱になる → そもそも自分のやりたいことがわかっていないから。
〇ESがちっとも仕上がらない → 自分のアピールポイントやアピールの仕方がわかっていないから。
〇対策本を見るとめげる → 自分の準備不足を思い知らされるから。
といった具合です。
対策を考えよう
最後に、要約したポイントをどうしたら克服できるか、解決策を探してみましょう。
〇やりたいことがわからない
いくつかランダムに企業や職種をピックアップして、そこで働く自分がイメージできるか、ひとつひとつ検証してみましょう。インターンに参加して現場の雰囲気を見てくるのもお勧めです。
そしてこれならいけるかなと思う企業や職種が見つかったら、思い切って応募をしてみましょう。あとのことは選考を重ねながら考えていきましょう。
〇ESが仕上がらない
1日1欄でいいので地道に空欄を埋めましょう。
最初は模範解答の丸写しでもかまいません。欄が全部埋まったら、徐々に修正や手直しを重ねてだんだんブラッシュアップしていけば、いつかは必ず完成します。
〇対策本を見るとめげる
webテストだけ、SPIだけなど、ポイントをしぼって取り組んでみましょう。
自動的に他の分野のカバーにもなりますし、どれかひとつに手ごたえを感じられれば自信にもつながります。
このように、紙に書きだしたことだけを集中的に対策・克服すると、少なくとも問題がひとつ解決し、その分だけ前に進むことができます。
この作業を繰り返すことで、少しずつ就活を軌道に乗せましょう。
就活をしないままだとどうなるか
もしもこうした努力を何もせず、就活に手をつけないまま卒業を迎えると、どんな選択肢が残されるのでしょうか。
留年・進学
学費の問題さえクリアできれば、留年や進学という道もあります。
ただしこれらによって就活が永遠に延期できるわけではありません。
今度こそしっかり就活に備えたいから留年する、あるいは学問的に極めたいことがあるから進学するなど明確な意図があるならともかく、就活の先延ばしだけが目的の場合は、お金も時間ももったいないので、よく考えた方がいいでしょう。
就活浪人、フリーター
就職しなくても、とりあえずアルバイトやパートで生計を立てることは可能です。
フリーター生活は、掛け持ち勤務も可能ならシフトの希望も通りやすいので、一見自由に見えますが、たいていは賞与も退職金も無いため、一生の内に稼げる生涯賃金は正社員より低くなります。
また年齢を重ねるにつれ、「いい年をしてアルバイトなんて」「いつまでも定職に就かずフラフラして」など世間からの風当りが強くなります。
ローンの審査、結婚などの場面で正社員より不利になるケースも少なくありません。
まとめ
「失敗したらどうしよう」「結果が出なかったらどうしよう」と足がすくむ気持ちはよくわかります。
しかも頑張ってまじめに就活をしたところで、明るい未来が待っているとは限りません。
それでも人はなんらかの形で生計を立てていかなければなりません。
いつまでも親に養ってもらったり、その日暮らしの不安定な生活を続けるわけにはいかないのです。
「できない」「わからない」「進まない」という目先の行き詰まりに負けないで、思い切って最初の一歩を踏み出してみませんか?
この記事の監修は



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